【安心ガイド】初めての暗号資産購入!安全な銘柄選びの基本と注意点
暗号資産、最初にどれを買えば良いか迷っていませんか?
暗号資産に興味を持ち、いざ始めてみようと思っても、「一体、何を買えば良いのだろう?」と悩んでしまう方は少なくありません。ビットコインやイーサリアム以外にも、数えきれないほどの暗号資産が存在するため、どれを選べば良いのか分からず、不安に感じてしまうのも無理はありません。
このガイドでは、暗号資産取引が初めての方に向けて、最初の購入対象となる銘柄を安全に選ぶための基本的な考え方と、知っておくべき注意点について分かりやすく解説します。
なぜ、最初の銘柄選びが大切なのでしょうか?
暗号資産には非常に多くの種類があり、それぞれに異なる特徴、技術的な背景、そしてリスクがあります。例えば、価格の変動が大きいもの、まだ歴史が浅く未知数なもの、特定の目的に特化したものなど様々です。
取引に慣れていない初心者が、これらの違いを理解せずに、安易に流行っているものや「儲かる」という情報だけで銘柄を選んでしまうと、予期せぬ大きな損失を被るリスクが高まります。安全に、そして安心して暗号資産取引を始めるためには、最初の銘柄選びにおいて、基本的なポイントを押さえておくことが非常に重要になります。
初心者が銘柄を選ぶ上での基本的な考え方
安全な一歩を踏み出すために、以下の基本的な考え方を参考にしてください。
1. まずは「自分が理解できるもの」を選ぶ
「理解できないものには投資しない」というのは、投資の基本的な考え方です。暗号資産についても同様です。その暗号資産がどのような目的で生まれ、どのような技術が使われており、どのような課題を解決しようとしているのかなど、基本的な情報を少しでも理解できるものを選ぶようにしましょう。
2. 「有名で、時価総額の大きい銘柄」を検討する
初めて暗号資産を購入する方には、ビットコイン(Bitcoin / BTC)やイーサリアム(Ethereum / ETH)といった、比較的歴史が長く、世界的に有名な銘柄が推奨されることが多いです。これらにはいくつかの理由があります。
- 情報量が多い: 広く知られているため、関連情報(ニュース、解説記事、コミュニティなど)が豊富に入手しやすく、学びやすいです。
- 流動性が高い: 取引量が多いため、売りたい時に売れない、買いたい時に買えないといった状況になりにくいです。価格が急激に大きく変動しすぎることが、比較的少ない傾向があります(ただし、変動しないわけではありません)。
- 時価総額とは:発行されている暗号資産の総量に現在の価格をかけたもので、その暗号資産の市場規模や価値を測る一つの指標です。時価総額が大きいほど、一般的に市場での信頼性や安定性が高いと見なされる傾向があります。
- 流動性とは:資産の「換金のしやすさ」を表します。流動性が高いとは、買いたい人や売りたい人が多く、スムーズに取引できる状態を指します。
- 多くの取引所で取り扱われている: 国内の主要な暗号資産取引所のほとんどで取引が可能です。
- 実績がある: 長い歴史の中で、技術的な安定性やネットワークの堅牢性が一定程度証明されています。
これらの理由から、ビットコインやイーサリアムは、暗号資産の仕組みや取引所の使い方に慣れるための最初のステップとして、比較的取り組みやすい銘柄と言えます。
初心者におすすめされる代表的な銘柄例
前述の理由から、多くの場合、最初の暗号資産として以下の銘柄が挙げられます。
- ビットコイン(Bitcoin / BTC)
- 世界で初めて誕生した暗号資産であり、最も有名で時価総額も最大です。
- 「デジタルゴールド」とも呼ばれ、価値の保存手段として注目されることが多いです。
- 暗号資産の基盤となる「ブロックチェーン」技術を初めて実用化しました。
- イーサリアム(Ethereum / ETH)
- ビットコインに次ぐ時価総額を持つ暗号資産です。
- 単なる通貨としてだけでなく、「スマートコントラクト」という仕組みを使った様々なアプリケーション(分散型アプリケーション、DeFi、NFTなど)を開発するためのプラットフォームとしての役割が大きいです。
- 暗号資産市場全体のトレンドを牽引する存在でもあります。
- スマートコントラクトとは:ブロックチェーン上で、あらかじめ決められた条件が満たされた際に、自動的に契約や取引が実行されるプログラムのことです。
もちろん、これ以外の銘柄が全て悪いというわけではありませんが、取引や暗号資産自体に慣れるまでは、情報が入手しやすく、比較的安定性があるとされるこれらの主要な銘柄から始めるのが、安全な選択肢と言えるでしょう。
銘柄選びで絶対に知っておきたい注意点
安全な銘柄選びのためには、以下の点に特に注意してください。
- 「絶対儲かる」「価格が何倍になる」といった甘い言葉を信じない
- 暗号資産の価格は大きく変動します。将来の価格を保証できる人はいません。このような勧誘には絶対に乗らないでください。
- 情報源を一つに絞らない
- 特定のブログやSNSの情報だけを鵜呑みにせず、複数の信頼できるニュースサイトや取引所の情報、公式発表などを参考に、多角的に情報を集めるようにしましょう。
- 自分の資金状況とリスク許容度を理解する
- 失っても生活に支障が出ない範囲の資金で始めることが鉄則です。価格が大きく下落する可能性があることを常に念頭に置き、精神的に無理のない範囲で取引を行いましょう。
- 価格変動リスクはどの銘柄にも存在する
- ビットコインやイーサリアムでも価格は変動します。購入後すぐに価格が下がってしまう可能性も十分にあります。焦らず、長期的な視点を持つことも大切です。
安全に最初の暗号資産を購入するステップ(概要)
銘柄を選んだら、いよいよ購入のステップです。安全に進めるために、以下の流れを把握しておきましょう。
- 信頼できる国内の暗号資産取引所を選ぶ: 金融庁に登録されている国内の取引所の中から、セキュリティ対策がしっかりしているか、サポート体制は整っているかなどを基準に選びます。(詳しい選び方は、別途「【安心ガイド】初心者のための安全な暗号資産取引所比較ガイド」などの記事を参考にしてください。)
- 取引所で口座を開設し、本人確認を完了する: 口座開設には、氏名、住所、生年月日などの情報登録と、本人確認書類の提出が必要です。これは法律で義務付けられています。
- 取引所の口座に日本円を入金する: 銀行振込などで、取引所の自分専用口座に日本円を送金します。
- 選んだ銘柄を少額から購入してみる: 取引所の操作画面を使って、入金した日本円で選んだ暗号資産を購入します。最初は操作に慣れるためにも、無理のない少額から始めるのがおすすめです。
まとめ:焦らず、安全な一歩を踏み出しましょう
暗号資産の世界は魅力的ですが、同時にリスクも存在します。特に初めての取引では、どの銘柄を選ぶかによって、その後の経験が大きく変わってきます。
今回ご紹介したように、まずは「自分が理解できる」有名で時価総額の大きい銘柄から少額で始めてみるのが、安全な第一歩としておすすめです。安易な情報に惑わされず、ご自身の判断と資金状況に基づいて、慎重に銘柄を選んでください。
暗号資産取引は、学びながら進めることが大切です。焦らず、安全に取引を進めていきましょう。