【安心ガイド】暗号資産、初めて買う時の画面操作手順を徹底解説
はじめに:初めての暗号資産購入操作への不安を解消
暗号資産取引所の口座開設を終え、日本円の入金も完了したら、いよいよ実際に暗号資産を購入する段階に入ります。しかし、「いざ画面を目の前にすると、どこを押せばいいのか分からない」「本当にこれで合っているのか不安」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
このガイドでは、暗号資産取引が初めての方でも安心して購入を進められるよう、取引所画面での具体的な操作手順をステップごとに詳しく解説します。一般的な取引所の画面構成を想定していますので、ご自身の利用する取引所の画面と照らし合わせながらお読みください。
今回は、初心者の方が比較的簡単に購入できる販売所形式での購入操作を中心に解説します。取引所形式についても後半で簡単に触れます。
ステップ1:購入したい暗号資産(銘柄)を選ぶ
取引所の画面にログインすると、通常は現在取り扱いのある暗号資産の一覧が表示されています。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など、主要な銘柄から購入を検討される方が多いでしょう。
- 銘柄一覧の確認: ホーム画面や「取引」「レート」などのタブから、現在購入可能な暗号資産のリストを確認します。
- 購入したい銘柄を選択: リストの中から、購入したい銘柄(例:ビットコイン)を選んでタップまたはクリックします。
銘柄を選択すると、その銘柄の詳細情報(現在の価格、価格チャートなど)が表示される画面に遷移します。
ステップ2:購入画面へ進む
選択した銘柄の詳細画面には、「購入」「売却」といったボタンが表示されています。今回は購入ですので、「購入」ボタンを選択します。
ステップ3:購入金額または数量を入力する
購入画面に進むと、「日本円で金額を指定して購入」または「購入したい数量を指定して購入」という選択肢があることが一般的です。初心者の方は、ご自身が入金した日本円のうち「いくら分購入したいか」を金額で指定する方が分かりやすいでしょう。
- 購入方法の選択: 「金額指定」または「数量指定」を選びます。(今回は「金額指定」を想定して進めます)
- 金額の入力: 日本円で、購入したい金額を数字で入力します。(例:10,000円分)
入力欄の下に「最小購入単位」が記載されている場合が多いので、それ以上の金額を入力してください。
ステップ4:購入価格を確認する
金額を入力すると、取引所が提示する現在の購入価格に基づいて、その金額で購入できるおおよその暗号資産の数量が表示されます。
このとき表示される購入価格は、常に変動しています。また、販売所形式の場合、「スプレッド」と呼ばれる買値と売値の差額が含まれています。これは取引所の手数料のようなものですが、購入時には少し高めの価格、売却時には少し安めの価格が提示されることで、実質的なコストとなります。
購入金額を入力したら、表示された購入数量と、その時の購入価格をしっかりと確認してください。
ステップ5:注文内容を最終確認する
購入金額、購入数量、購入価格を確認したら、「確認画面へ」や「注文内容を確認する」といったボタンを選択します。
最終確認画面では、
- 購入する暗号資産の銘柄
- 購入金額(日本円)
- 購入数量(暗号資産)
- 購入時の価格
- 提示有効時間(この価格で購入できる制限時間)
などが一覧で表示されます。ここで表示された内容に間違いがないか、再度落ち着いて確認してください。特に、購入数量や金額が意図した通りになっているかをしっかりチェックすることが重要です。
ステップ6:購入を実行する
最終確認画面の内容に問題がなければ、「購入を確定する」「注文を確定する」といったボタンを選択します。
提示された価格は時間とともに変動するため、「提示有効時間」が設けられていることがあります。制限時間内にボタンを押さないと、再度価格が更新されてしまう場合がありますのでご注意ください。焦らず、しかし時間内に入力内容を確定することが大切です。
購入が完了すると、「購入が完了しました」といった表示が出ます。
ステップ7:購入後の資産残高を確認する
購入が完了したら、ご自身の口座の資産残高を確認しましょう。ホーム画面や「資産」「総資産」といった項目で、購入した暗号資産の数量と、それが現在の価格で日本円換算してどのくらいの価値になっているかが表示されます。
また、「取引履歴」や「注文履歴」といった画面で、今回の購入が正しく行われたかを確認することもできます。記録として残るので、必ず一度確認しておくことをお勧めします。
補足:取引所形式での購入について
販売所形式は取引所から直接暗号資産を購入する形式で、初心者には操作が分かりやすいですが、スプレッド(実質的な手数料)が大きくなる傾向があります。
一方、取引所形式は、他のユーザーと取引する形式(板取引)です。「指値注文」や「成行注文」といった方法で購入します。
- 成行注文: 現在の市場価格で、すぐに取引を成立させる注文方法です。販売所形式に近い感覚ですが、最良の価格から順に約定していくため、意図しない価格で約定するリスクもあります。
- 指値注文: 「この価格になったら買いたい(または売りたい)」という希望価格を指定して出す注文方法です。希望価格にならないと取引は成立しませんが、計画通りの価格で購入できるメリットがあります。
取引所形式はより細かな価格で取引できますが、板の見方や注文方法に慣れが必要です。初めての購入操作としては、まずは販売所形式から始めるのがおすすめです。
初めての購入操作時の注意点
- 表示価格の変動: 暗号資産の価格は秒単位で変動しています。購入画面や確認画面で表示される価格はリアルタイムに近いものですが、実際に購入が成立する瞬間の価格と多少ずれる可能性があることを理解しておきましょう。
- 最小購入単位: 多くの取引所では、銘柄ごとに「〇〇円から」「〇〇〇〇 Satoshiから」(Satoshiはビットコインの最小単位)といった最小購入単位が定められています。これを下回る金額では購入できません。
- 手数料(スプレッド): 販売所形式での購入には、価格に含まれるスプレッドというコストがあることを意識しておきましょう。
- 冷静な判断: 初めて購入する際は、操作に集中し、焦らず一つ一つの入力を確認することが大切です。「もっと上がるかも」といった衝動的な感情でなく、事前に決めた金額や数量で購入を進めるようにしましょう。
まとめ:操作手順を理解し、安心して第一歩を踏み出そう
この記事では、暗号資産を初めて購入する際の具体的な画面操作手順を解説しました。
- 購入したい銘柄を選び、購入画面へ進む。
- 購入金額または数量を入力する。
- 表示された購入価格と数量を確認する。
- 注文内容を最終確認する。
- 制限時間内に購入を実行する。
- 購入後の資産残高と取引履歴を確認する。
これらのステップを落ち着いて行うことで、初めての暗号資産購入操作を安全に進めることができます。最初は少額から試してみるのも良いでしょう。
操作手順をしっかり理解し、ご自身のペースで暗号資産取引の第一歩を踏み出してください。